私がパーソナルカラー診断を受けてから、およそ3年という月日が過ぎました。
それから骨格診断、印象診断、顔タイプ診断と受けてみて、「似合うもの」「苦手なもの」を知りました。
イメージコンサルティングを知らない方に比べたら、知識はそれなりに増えたはずですが、いまいち自分が”おしゃれな人”になれているのかは謎。
そもそもの原因は、歳を重ねていく過程で気がついた”服の似合わなさをなんとかしたい!”という思いだったはず。
自分という素材を良い感じに見せる方法を学んだわりには、なんだかしっくりこない。
この原因について、ちょっと立ち止まって考えてみたところ、なんとも簡単なことが抜けていたのでコラムとして記事にしてみました。
お暇がありましたら読んでいただけると嬉しいです。
イメコンに出会う前の1番の失敗は買い物方法
ファッションは好きです。
メイクもそれなりに好きです。
流行だって、ファッション誌を見ながら適度に取り入れていたはずですが、目指しているモデルや芸能人はいなかった私。
そんな私が服を買う基準はいつもこんな感じだったので、イメコンで言うのところの「失敗」した買い物も多くありました。
- 好きな色や形のものを買う
- 値段の安さで選ぶ
- 気に入った流行アイテムを買う
感覚で買っていたので、似合うものも似合わないものもまぜこぜ。
できあがるコーデもその時は似合っている気がしていたけれど、今見返すとなぜ…?と思う装いだったと思います。
現在の私のワードローブ
→【2021年5月】イメコンスペックを使った私のミニマルクローゼット
イメコンを知ってわからなくなる「好き」と「似合う」の優先順位
そんな私に、ファッションに関して困ったことはふたつ起きました。
ひとつめは、アラサーとなったことで「若さで着こなせていたアイテム」が心底似合わなくなったのです!
イメコンを知ったきっかけです。
結果としては似合う「パーソナルカラー」を外していた事による違和感でしたが、その後、イメージコンサルティングへ興味を持った私は、当時の大丸松坂屋ファッションナビで、「骨格診断」「印象診断」とひととおりの診断を受けました。
(※参考→大丸松坂屋百貨店(旧)ファッションナビの診断まとめ)
あらゆる要素から、得意不得意なアイテム、色、形、質感、柄がわかるイメージコンサルティング。
ここから私のイメコンスペックを意識する生活がはじまったことは、このブログにちらばる記事を読んでいただくとわかるかと思います。
まとまりのある自分のイメコンスペックが嬉しかった!しばらくは似合うコーデを続けてみたけど
ここで私のイメコンスペックをご紹介いたしますね。
- パーソナルカラー:秋
(※12分類でソフト、16分割でいうところのミューテッド) - 骨格:ウェーブ
- 印象:クラッシィ
- 顔:エレガント(曲線・直線同じくらい)
比較的関連性のある診断結果です。
これらを総合し、「大人っぽい」「上品」「きれいめ」「コンサバティブ」「落ち着き」などが私の「似合うテイスト」であると考えていました。
当時はオフィスカジュアルで勤務する事務職だっため、取り入れやすい要素です。
特にコーデを見直すために利用していた「エアークローゼット(ファッションレンタル)」が、まさにぴったりのアイテムを取り揃えていたため、レンタルし続けました。
プロのスタイリストさんが私の身長や体重、服の利用目的など似合わせてコーデを送ってきてはくれますが、イメコンスペックに基づいた着こなしや組み合わせについて、自分自身で検証することがとても楽しかったことを覚えています。
↓エレガントなコーデが届いた↓
エアークローゼット
(※レンタル内容など→【画像あり】骨格ウェーブのアラサーがエアークローゼットを使ってみた結果)
しかし検証途中で世の流れが変わってきます。
新型コロナウイルス!
楽しいオフィスカジュアルの終焉です。
在宅勤務でやらなくなった「似合うコーデ」の理由
当時の職場でもコロナウイルスによる在宅勤務が始まり、ひと月の半分を自宅で過ごす生活。
ちなみにZOOMなどのオンライン会議への出席は求められていない立場だっため、次第に部屋着はラフな物になっていきました。
エレガントな服、着てないな…
ふとクローゼットを見返してみれば、私の思うあの装いには、ヘアメイク、アクセサリー、そして服が必要でした。
しかし在宅ではわざわざ着替える必要がないばかりか、もちろんメイクは不要。
食事のために買い物に行く時も、イメコンスペックを重視したあのコーデはなぜかしませんでした。
そして気がついてしまったわけです!
これがふたつめの困ったこと。
それは、イメコンスペックをいかそうとすると、めんどうくさい…!!!
確かにあのイメコンスペックをいかすコーデは、自分でも「似合っている」とは思いました。
仕事ができる人(信頼できる人)とも見えているようで、実際に意見が通りやすく業務はスムーズでした。
けれども、仕事以外で「あの格好がしたい!」と思えるテイストではなかったのだと、心から思ってしまったのです。
骨格診断やPC診断にこだわりすぎるのは「なりたい自分」が定まっていないから?
どうしても、診断時には今までの自分とは思えないほどの顔映り、着映えを感じ、その着こなしを追求したくなってしまうものです。
だってTwitterで見かけるのは、各イメコンスペックに合わせたおすすめアイテム。
そして同じようにイメコンを楽しむ人々の人体検証(笑)の画像。
流れてくるイメコン関連情報は、楽しくて面白くて、どんどん調べたい欲求が止まらなくなってしまいます。
私はそこに、実用的な「仕事着」としても兼用できるスペックであったため、がっぽりイメコン沼にはまって、無意識に”イメコンをがんばって”しまっていたようでした。
また、診断されたスペックから連想されるテイストには、私の”憧れ”も含まれていました。
だからこそ当初は「なりたい」「やりたい」という気持ちが強かったのですが、長続きしなかったのだと思います。
こうして私は、実用性と憧れにピッタリ重なるイメコンスペックを素直に追いかけ続けることを止めてみました。
もちろん仕事へ行く時はそのままですが、特にプライベートでの服装を見直すことにしたのです。
得意や似合うに夢中になりすぎない!目指すのは「自分が心地よい」テイスト
さて。
ここで振り返る、私のイメコンスペックと「似合うテイスト」はこのようなものでした。
- パーソナルカラー:秋
(※12分類でソフト、16分割でいうところのミューテッド) - 骨格:ウェーブ
- 印象:クラッシィ
- 顔:エレガント(曲線・直線同じくらい)
◎総合した目指すテイスト→「大人っぽい」「上品」「きれいめ」「コンサバティブ」「落ち着き」
自分のこれらの素敵を追い求めるのは確かに楽しいし、試行錯誤も夢中になれるものでした。
けれども私には、”がんばらないと”そのテイストは楽しめないものでもありました。
これはイメコンスペック重視が悪なのではなく、「似合う」「得意」という事実に夢中になりすぎて、自分の好きなものを身につける楽しさ、心地よさがわからなくなってしまったことが原因だったのだと考えています。
もしかしたら、私が診断されたイメコンスペックについて、それぞれど真ん中ではなかったのなら、統合しにくい要素が含まれていたのなら、そもそもガチガチに集約したわかりやすいテイストを追わなかったのかもしれません。
もしくは、雰囲気を考慮してテイストを絞り込む「パーソナルデザイン診断」を受けていれば悩まなかったのかもしれません。
(受けてみたいのですが、地元ではやられている人がおらず、コロナウイルスが心配で県外に出ていません…)
けれどもこの悩みに気づいたことで、ふたつの良いことがありました!
- 好きなテイストがあることに気がついた
- おしゃれにどれだけお金をかけたいか気がついた
1はそのままの意味で、「似合うもの」が好きだと思ったらちょっと違っていた…もうすこしナチュラルなゆるい感じが好きだとわかったこと。
2は「似合うテイスト」のおしゃれには上質なアイテムが必要だったけれど、そこまで投資したいと思えなかったことから、自分はおしゃれにがっつり投資したいと感じていないことがわかりました。
なんでそんなこともわからなかったのかと思いましたが、イメコンを知らなければこんなに自分の「似合う」や「好き」を掘り下げることもなかったのでしょう。
ダサくはないと思っていたけど、おしゃれでもなく、なんとなく服を着ていた。
そんな自分に気がつけたのですから、イメコンってやっぱりすごいですね。
これからもイメコン情報を追いながら、コツコツ居心地の良いテイストを探っていこうと思います。
おしまい